オーストラリアの住宅事情については、こちらに詳しく書きましたが、正直かなり大変でした。しかし、我々は幸いなことに渡豪10日目に新居に入居することができました。2~3週間かかると言われている中では、比較的早く家が決まった方だったそうです。
実際に家探しをしてみてわかったこと、気付いたこと、やってみて良かったことなどを書いていきたいと思います。
どこで物件を探したか?
日本にいる頃から毎日、realestate.com.auを見てだいたいの相場やどんな物件が出ているかをチェックしていました。使い方は「Rent」を選択してからフィルターを掛け、Mapから探していくという方法です。オーストラリアの土地勘がなかったため、Mapで勤務する大学の周辺や駅からの近さなどを確認しながら見ていました。
このrealestateは物件数もとても多く、使いやすくて良いのですが、アプリをインストールせずにweb版を使うことをおススメします。理由は、「Property history」という何年に建てられたかとか、何年にいくらで売られていたか、などの情報が見れるページがあるのですが(物件によっては見られないものもありますが)なぜかアプリだと見られないというバグ?が起きていました。
ちなみに、我々はずっとrealestateのみを見ていたのですが、ある時、友人から「Domainもあるよ」と教えてもらい見てみると、realestateには載っていない物件もいくつかありました。他にもrentoraというサイトも途中から見始めました。最初から、いくつか並行しながら探せるともっとたくさんの物件を見つけることができたかもしれません。
内覧の様子は?
私たちは入居までにアパートメント4つ+戸建て2つのトータル6つの物件を内覧してきました。
まず、良いなと思った物件があったら「Request an inspection」というボタンを押して内覧の予約をします。日本だと内覧をする際、不動産会社の方がマンツーマンで1つ1つ丁寧に説明してくださると思いますが、オーストラリアでは指定された日時に行くと、複数の希望者が一斉に内覧を開始します。多い時で30組近くいました。不動産会社の方は名前をチェックするだけで、入り口付近で突っ立っているだけです(笑)こちらが質問して答えてくれることもあれば、「う~ん、わかんないけどたぶんそうじゃない?」と曖昧なことも。だいたいの人は5分くらいで見て帰りますし、早い人だとぶわーっと全ての部屋を見て「オッケー、バーイ!」と1分くらいで帰っていきます。は、は、早すぎない😂?笑
我が家は1年弱の滞在のため、「furnished(家具付き)」を選んで検索していました。が、やはり家具付きは少なくてこのままだと家が決まらないかも…と焦り出し、途中からは家具付きにこだわらずに内覧をしました。優先したのは、大学と駅との距離(歩いて行ける距離)です。間取りは1studio(日本で言う1LDK)から平屋から2階建てまで幅広く見ました。今だからわかりますが、夫婦+2歳娘では1studioや2 bedroom studio(2LDK)だと狭かったです。また、家具付きの物件は多少高くても内覧者が多かったのも印象的でした。
内覧後の流れ
内覧が終わるとメールが届き、そこからアプリケーション(申し込み)をしますが、これがまた大変でした。(わたしは何もせず、全て夫がやってくれたのですが。)どんな内容だったかをまとめてみます。
- 基本情報(フルネーム、生年月日、住所・電話番号・メールアドレス、現住所、パスポート番号、ビザの種類、親戚の連絡先)
- 物件情報(どこを希望するか、いつから入居希望か、入居予定期間)
- 同居人情報(家族全員の名前、生年月日、続柄、ペットの有無)
- 収入証明・雇用情報(仕事先(勤務先名・雇用形態・年収)給与明細(直近数か月)銀行残高証明(海外送金で生活する場合は貯金証明))
- リファレンス(前の大家さん・不動産会社の連絡先(オーストラリア内で過去に賃貸経験があれば)、勤務先の上司などの推薦者(Reference letter))
これだけ見ると「なんだ、大したことないじゃん。」と思われると思うのですが、例えば「親戚の連絡先」を記載するとすぐにそちらにメールが届き、返信してもらわなければなりません。英語が得意ではない両親が困らぬ様に、返信用の文書を作る必要があります。また、収入証明も夫のみならず同居人(わたし)の分も必要となり、急遽、職場に連絡をしてデータを送ってもらいました。また、ある不動産会社では、これまで住んできた住宅の履歴を全て記載しなければならず(持ち家だったので少しは楽でしたが)、不動産会社などの連絡先も全て書く必要があるようでした。(オーストラリア滞在中のホテルの名前と、担当者の名前なども書く欄がありました💦)
それぞれの物件によって必要な情報が異なりますので、上記のような内容を記載したり、必要な書類(給与明細やマイナンバー、パスポートなど)を添付したりする作業を、アプリケーションの数だけしなければならず、寝る間も惜しんで作成してました。
家探しの結果…
内覧を終えての戦績をまとめますと…
①家具付き2 bedroom studio→古さと暗さが気になり❌️
②家具無し1 bedroom studio→狭さが気になり❌️
③家具無し2 bedroom studio→アプリケーションを出したが不採用
④家具付き3 bedroom studio→アプリケーションを出し採用(入居)
⑤家具無し平屋→アクセスの悪さと虫の多さが気になり❌️
⑥家具無し2階建て一軒家→良いかなと思ったが、入居決定のためアプリケーションを出さずに終了
こんな感じです。2 bedroom studioから不採用の連絡が来た時は凹みましたが、結果としてより広い部屋に決まったので良かったです。内覧をして感じたのは「アクセスの良さ」「建物の新しさ」「家具付き」がやはり重要だなと。もちろん他の人も同じように思っていますので、競争率は高くなりますが、譲れないポイントですよね。
振り返ってみればたった10日ですが、毎日サイトとにらめっこをして内覧の予約を入れて、慣れない土地に足を運び、内覧をして、夜な夜なアプリケーションを作成して…と、かなり大変でした。他にも色々と調べたりして、出来ることはやり尽くした!というくらい色々やったのですが、それについてはまた後ほど…👋
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